2021年のカレンダー配布しています!!

今年も残すところ、あとわずかになりました。

森田自動車工業では、来年のカレンダーが完成しました。

カレンダーは2種類あり、

①名宝・名言 スケジュールも書き込める当社オリジナルカレンダー

カッコいいスーパーカーカレンダー

こちらのカレンダーご希望の方に、無料で差し上げます☆

数に限りが御座いますので、お早めにどうぞ!

ご来店従業員一同心よりお待ちしております。

 

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名宝・名言 スケジュールも書き込める当社オリジナルカレンダー

 

 IMG_20201112_144053 (1)カレンダー 圧縮

 

 

 

カッコいいスーパーカーカレンダ

【プロが解説】板金塗装を綺麗に仕上げるために大事な見極め方とは?

 

板金塗装で気になる点ってどこ?

板金塗装を依頼する際に、お客さんが気にしてみる箇所があります。ここでは、実際にお客さんが気にしてみられている箇所をプロの経験からご説明させて頂きます。

見た目がすべて!

板金塗装が直っているかどうかは見た目が全てです。しかし、直した事実は消えることがなくて新車同様で完璧などあり得ないというのが事実です。新車製造工程と補修工程では設備や材料(塗料)が異なり、同じ条件ではないからです。もちろん新車や修理前の状態に限りなく近づけることは可能です。

 

板金塗装を依頼する際に注意するべき点とは?

請求明細書通りに直っているか

取替えた部品と修理項目や金額が明確になっていて、実際に交換されている。これは当たり前のことで正直にやられているところがほとんどですが、中には残念ながら取替えていない部品が請求されていたり、やっていない作業項目が請求明細書に記されているなんてことがあるのも事実です。修理完成時に修理内容をきちんと説明を受ける、途中写真を確認する、取替えた部品を見せてもらうことも必要になります。

 

修理保証書が発行されているか。

お車の引き渡し時は直っているのを確認したが、納車後数週間で塗装面が下から盛りあがった、塗装が剥がれ変色したなんてことも稀にあります。修理後の保障があるのかないのか、保証期間はどのくらいなのか?確認しておく必要があります。

 

板金の点検項目

1. 修理や取替えしたパネルの立て付け・隙間・チリが合っている(計測してミリ単位)、

左右比較して同じで違いがない。
2. へこみ デコボコ チラがない(濃淡色や深みのある色はわかりやすい、ホワイト系統

は見えづらい!)

3. 交換や板金修理したパネルの裏側まで処理(塗装や防錆処理)されている。

4. 溶接で交換した新品パネルのつなぎ目や合わせ目には、新車の状態に近い状態で、

シーラーが塗布されている。

5. 事故車でフレーム修正した場合は基準値との差異が明確になっている。

車事前計測と事後計測のデータを見ることができる。

6. 足回りの絡んだ修理は4輪ホィールアライメントテスターでの事前計測と事後計測の

データを見ることができる。

 

塗装の点検項目

1. 色が合っているかどうか?角度を変えて見てみる(正面、斜め45度、20度)

条件を変えて見てみる(太陽の日の下で見る、夜蛍光灯の下で見る)

2. 塗膜の肌、艶、メタルの並びが塗装前(新車により近い)状態と同じになっている。

3. 塗膜にゴミや毛ぼこりなどが入っていない。

総合点検項目

1. 機能部品は作動確認して異常がないかを確認する。

2. システムチェック(外部診断機による)チェックや履歴消去がされている。

3. 作業中に着いた汚れやパテ粉などがきれいに清掃されている。

4. 室内荷物や物が元通りになっている。

 

まとめ

鈑金塗装で重視されるのは、綺麗な仕上がりになっているかです。鈑金塗装を行う修理工場はたくさんあるため、点検項目などをちゃんと確認して依頼することをおすすめします。

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板金塗装はDIYで安く直せる?プロの目から判断します!

最近では、ホームセンターや100円ショップでDIYに必要な工具等が多く並んでいます。車が好きな人や、自分で何か修理することなどが好きな人は、板金塗装のDIYをやってみようか考えたことがある人もいるのではないでしょうか。

本記事では、そんな方たちに向けて、DIYで板金塗装をやった際の実情について取り上げていきたいと思います。

DIYで板金塗装を行うメリットとは?

DIY(Do It Yourself)でも、板金塗装を行うことは可能です。ホームセンタなどで工具や部品などを揃えたら誰でもできるからです。それではDIYで板金塗装を行うメリットについてご紹介していきたいと思います。

業者で直すより自分で直した方が安い!

業者で修理すると予想以上の高額な修理代が掛かりますが、自分でホームセンターや車の用品店で簡易工具や塗料、パテなどの材料を購入し、ネットで修理工程動画を確認することで直すことは可能です。自分で車を直すのが好きな方にはお勧めです。

 

DIYで直した場合の出来栄えはどうなの?

工場やディーラーに持っていく手間が省けて、板金塗装を行えれば非常に便利ですが、実際の出来栄えはどうなのか気になる方も多いのではないでしょうか。ここでは、プロの目から見て、DIYで板金塗装を行った際の出来栄えについてご説明したいと思います。

DIYで直したら元通りに直る?

正直、仕上がりは良くはないです。工具や設備、経験もなく初めて直す場合、元通りに直ることはないです。手先が器用な方や過去に多少経験があっても、専用の工具、材料、設備がないとうまくいかないのが実情です。作業者も最低でも1~2年以上の経験を積まないとお金をいただける技量が身に付かなくて、プロとアマの差は大きいと言えます。仕上がりや見た目をあまり気にしないで、楽しくカスタムを試したい方には良いですが、新しい車や高額な車はその車の価値をかえって下げることにもなってしまうのであまりお勧めできません。

 

時間と費用を掛けた割には納得できない仕上がりに。。

簡単そうに見えてもいざ自分でやってみると思う様にならず、プロがやれば数時間で済むところが、失敗や試行錯誤を繰り返し数日かかるなんてこともあります。材料や工具も初期で数万円は掛かり、いざやってみると足らなくなり、買い足しが必要になることもあります。それでも最終仕上り状態が見た目良くて、納得できる状態ならば問題ないですが、ほとんどの方が納得できない仕上がりで、掛けた時間と購入した費用が全部無駄になってしまうというのが実情です。

 

プロに任せるのが一番

板金塗装の仕上がりは見た目がすべてです。特に塗装の色違いやムラやゴミの有りなしは目立ち気になる部分です。それなりの仕上がりを望むのであればプロに任せるのが一番です。また、修理金額も最初から修理を依頼されたのと自分で修理した後プロに再修理依頼するのとでは、再修理の方が手間が掛かりアップしてしまいます。なぜならば下地からやり直ししないと元通りに直らないからです。費用面でもDIYせずに最初からプロに任せるのがリーズナブルに直すコツです。

綺麗な仕上がりを期待したい方は、鈑金工房マックにお任せください。

詳細はこちらから

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【必見】輸入車の板金塗装を安くする方法とは?

 

国産車に比べて輸入車(外車)の修理代は高いが、しっかり且つ安く直すにはどうしたら良いかをお伝えします!

国産車と比べると、輸入車は車体価格が高いだけではなく、修理にかかる費用も高いのが相場です。ここでは、なぜ修理費が高くなるのかについてご説明したいと思います。

 

ディーラーに求める修理品質(クオリティ)が町工場でも可能なの?

修理工場の中には輸入車を得意としている工場があります。これはディーラーの下請け工場です。ディーラーでは自社で板金塗装修理を内製しているところもありますが外注で板金塗装部門を請け負っている工場も多くあります。そこには当然マージンが発生するので、直接その工場に依頼することにより同一の品質が工賃2割から3割安く直すことが可能になります。

 

輸入車(外車)の修理代はなんで高額になるの?

輸入車は国産車に比べて部品の価格が一般に2割から5割ぐらい高額になります。

工賃に関してもレバーレート(時間単価)が2割から5割、金額にして1時間当たり1,000円から3,000円くらい高くなります。指数や工数(作業量を数値化したもの)でも同じ様なことが言えます。これは輸入車が高額なのではなく、むしろ適正価格で日本車のレートや指数が安すぎるというのが真実です。これは日本の損害保険業界が修理価格を抑えようよしていることに起因しています。

 

修理技術と経験の差が明確になる

輸入車と国産車の違いでも述べましたが、輸入車の修理経験がなくて、構造や部品の脱着方法がわからない、その為に脱着時に部品を破損してしまう、また作業時間が標準時間より大幅に掛かってしまう。このことが工賃にも影響してきます。

また、輸入車は高額車両が多く、仕上がりレベルも高いものが要求されます。板金塗装共に技術者の技能レベルの高さや経験が求められるとも言えます。

 

 

工場選びがしっかり安く直す決め手!

以上のようなことから輸入車(外車)ディーラーからの外注工場で、すでに修理の実績が豊富にある町工場を利用することによって、ディーラーと同じクオリティを安価で受けることが可能になります。また、ディーラーとの信頼関係からパーツリストや修理マニュアル、特殊工具、専用テスターなどの情報や専用機器を必要に応じて入手または借りることが可能になり、安心して修理を任せることが可能になります。

【費用を抑えたい方必見】板金塗装を安く済ませるコツを大公開します!

 

修理代を抑えて直す為のポイントとは

自費修理となると、なるべく費用を抑えて、修理したい!とお考えの方が多いのではないでしょうか。そこで、修理代を抑えて板金塗装を行うためのポイントについてご紹介したいと思います。

 

交換ではなく修理できるものは修理する

新品パネル交換部品は色が塗っていなくて、黒い下地処理の状態で納品されます。

その為の車に合わせて色を塗らなければならなくなります。色によっては隣接パネルにぼかし塗装をしなければならなくなります。パネル内の凹みが修理できるのであれば取り換えるよりは確実に安くなります。交換では新品部品代+部品交換工賃+取替部品の塗装工賃が掛かるのに対して修理する場合は修理工賃+修理部塗装工賃で済む事になります。また交換する目安になるのはパネル内の凹みの大きさが1/3から1/2の場合交換になります。

 

交換部品は新品部品ではなく、リサイクル部品を使う!

部品交換する場合、同じ車種や同じ色(色付き部品の場合)の車から外した部品を全国から探して取り替えると、モノによっては新品部品の半値以下で買うことができます。

色付き部品の場合はさらに塗装代も必要なくなるので、新品交換した場合よりも1/2から1/4ぐらい安価で修理が可能になります。また、リサイクル部品は初年度登録から新しい車の部品は無い場合が多く、登録から5年過ぎぐらいから少しずつ出回ることが多いです。

 

修理の範囲を出来るだけ小さくする。

修理範囲が小さいということは塗装する範囲が小さくなるということで、小さければ小さい程塗装代や修理代は安くなります。また、塗装の種類(ソリッド、メタリック、パール、3コートパール)や色(ホワイト、ブラック、ブルー、レッド等)によっても塗装範囲は変わってきます。もう一方で作業者の技術レベル(習熟度)によって、修理範囲が小さくて済むか、範囲が大きく広がってしまうか関連してきます。

 

目立たないところは修理しない。

キズや凹みの中には良く見ないわからないものもあります。小さいものでは米粒一つくらいのものもあり、それを直すかどうかで修理代が大きく変わってきます。小さなキズであればタッチペン(筆で色を塗る)で目立たなくなることも多々あります。また、キズの中には磨き作業(コンパウンドにより研磨)によって落ちる(取れる)こともあるので目立たない部分は修理せずにタッチペンや磨きで済ませることが修理代を安く抑えることに繋がります。

 

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輸入車と国産車の板金塗装にはどのような違いがある?

輸入車と国産車の板金塗装は何が違う?

輸入車と国産車の板金塗装はどこが違うのか、4つの点から明らかにしていきたいと思います。

 

インチとミリ

パネルを止めているボルトの単位が国産車はミリ単位を使い、輸入車はインチ単位を用いている為に、ラチェット、スパナ等の手回り工具がすべて異なります。それ以外にも輸入車ならではの特殊工具(SST)が数多くあります。それを揃える為にはある程度の費用が掛かります。

 

ボディ構造と修理方法が開示されていない

国産車は新車が発売されると、早々に車両構造データや修理マニュアル・技法などをメーカーが開示しディーラーや修理工場でも手に入れることが可能ですが、輸入車はディーラー等限られたところでしか入手不可能で、仮に入手したとしても和訳されていない為に伝わらないということがあります。ディーラーの外注工場にしか開示されないというのが実情です。また、最近では電子制御の部品が多く使用されていて、専用の診断機やテスターがないと修理ができないこともあります。

 

リスクがある

輸入車の部品代は国産車に比べて高額であり、誤って作業中に傷つけたり、壊した場合のリスクが大きいと言えます。また、部品も物によっては国内に在庫がないということもあり、本国オーダーになると2~3週間以上待たされることになります。またパーツリストを入手するだけでも、国産車と比べるとかなり時間や手間が掛かります。

 

作業者の技術と経験が求められる

以上のことからマニュアル等が少ないために、輸入車はある程度の台数を経てやってみないと技術が身につかない、経験が求められると言えます。それでいて高級車や高額車両が多く神経を使い、国産車しか経験のない作業者からしたら、手間暇ばかり掛かり、ハードルが高いとも言えます。

 

塗料

カーメーカーのラインで塗られている塗料が国産車は国産塗料メーカーが提供していて、輸入車に関しては海外のメーカーが提供しているのが実情です。その塗り上がった車両の塗膜や肌・艶が微妙に異なる為に、国産車には国産塗料を使用し、輸入車には欧州塗料メーカーの塗料を使用するということになっています。(車によってメーカーの指定塗料が変わってきます)輸入車と国産車を修理するとなれば2種類の塗料を用意する必要があります。

また、塗料の種類も溶剤から水性に変わってきていて、設備投資や作業者の教育にかなりの費用が掛かります。

まとめ

国産車と輸入車の鈑金塗装には、作業に必要な部品なども異なり、作業者の技術も必要となります。国産車と比べて輸入車の鈑金塗装は難しいため、特に輸入車の鈑金塗装を依頼するときは、安心できる技術力がある整備工場にお任せするのがいいでしょう。鈑金工房マックでは、長年の経験をしたベテラン作業員による板金塗装が受けられます。大事なお車の鈑金塗装を依頼するときにぜひお使いください。

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【要確認!】車両保険を使うか否かの判断基準とは?

自動車保険について

 

大きくわけると自賠責保険(強制保険)と任意保険の二つに分かれます。自賠責保険はすべての車に義務づけられている対人賠償を目的とする強制保険であり、これに対して任意保険は対人賠償保険、対物賠償保険、自損事故保険、無保険障害保険、搭乗者傷害保険、車両保険などの組み合わせでできています。自動車修理に関するものは、対物賠償保険と車両保険の二つです。

 

対物賠償保険とは、契約車両の事故により、相手の車や壁、電柱など他人のモノを壊してしまい、法律上の損害賠償責任を負った場合に補償します。 保険金額(契約時に設定した金額)が上限です。

つまり他人の物を壊してしまった場合の弁償金を契約時に設定した金額まで補償してくれる保険のことです。

 

一方、車両保険とは自分の車の修理費等を補償する保険です。 例えばこんな場合に、保険金額を限度に保険金が支払われます。 大きな事故で修理が難しい場合は、車を買替える費用として保険金を充てることができます。 台風や洪水などで車がダメになった場合も車両保険があれば備えることができます。

つまり自分の車を自分でぶつけてしまった場合、修理する金額を補償してくれる保険。壁に車をぶつけてしまい修理費に40万円もかかってしまう。こんな時に支払われるのが車両保険ですが、いくらでもお金が出るというものではありません。そのお車の価値分の金額を補償してくれます。

 

 

保険等級について

 

自動車保険にはリスクの等級が、1等級から20等級まであり、6または7等級がフラットになっていて、等級が下がると割増、等級が上がると割引が適用され、1等級64%割増から20等級63%割引の範囲で決定されます。1年間無事故で保険使用がなければ1等級ずつ上がり、反対に事故をして保険で支払うと3等級アップでさらに事故有等級が適用され、次年度保険料は高くなり、元に戻るのに3年間掛かかります。

 

車両保険での免責金額とは

 

車両保険は免責金額があり、修理する際はその分を自己負担が必要です。免責金額は保険加入時に選択することが可能ですが、一般に免責0円、5万円、10万円があります。

つまり、車両保険を使用して40万円の修理をおこなう場合、保険契約が免責10万円だった場合、10万円はお客様(契約者様)が支払い、残り30万円を保険会社が支払うということです。

 

 

 

保険を使用して修理するか?自己負担で修理するか?

 

したがって、修理金額によって、また加入している車両保険の内容(等級や免責の有無)によって保険を使って修理するか?自己負担で修理するかが決まります。修理金額よりも車両保険の次年度からの値上がり分保険料(3年間)の方が高くなるようであれば自己負担での修理をお勧めします。一概には言えませんが、一つの目安としては、小傷や小さな損害の事故(見積金額で20万円以下)は自己負担で修理し、中損以上(見積金額で20万円以上)は保険を使用して修理した方が良いと言えます。その意味でも修理前に信頼のおける工場に依頼して意向を伝え、見積りを出してもらってから保険を使って直すかどうかを決めた方が良いと言えます。また、保険会社に保険使用すると翌年から値上がり分がいくらになるかを相談すると保険料をすぐに算出してくれます。

 

保険扱いでも修理内容や見積り金額を提示する

 

車はお客様のものであり、保険だからと言って修理方法や修理内容、見積り金額を提示しないまま修理をされる工場もあるようですが、保険会社とお客様は保険約款に基づいて車修理代を保険会社に請求し、修理工場はお客様と修理契約(書面を交わされているとことは極めて少ない)に基づいて修理代をお客様に請求するのが本来の姿であります。お客様の意向を無視し、お客不在で保険会社と修理工場が修理内容の決定や金銭の授受をするのはおかしなことです。

【板金塗装】修理か交換の見積もり判断基準とは?

損傷を確認して見積りを作成する際、工場で判断が分かれるのが、部品を交換するのか修理するのかがあります。これによって修理内容や手順、修理金額、仕上がりについても違いが出てきます。判断は損傷の状況や自費で修理するか保険使用で修理するかによっても変わり、ケースバイケースになりますが判断の要素を金額・技術・経営の3つの面から見ていきます。

1,判断の要素(金額)

当選交換した方が修理した場合よりも修理代は高価になります。
修理の工賃(板金+部品脱着)が交換の部品代+工賃の70%以下なら修理する。これを損傷範囲全体からみて判断する必要があります。
また、パネル内の1/3以上の損害ならば交換、それ以内ならば修理といった見方もあります。

 

2,判断の要素(技術)

板金修理ができるができないかで判断する。
これは作業者の熟練度によってもかわってきます。また、板金すると強度が落ちるので強度を保つ意味で交換する場合もあります。
最近の鋼板は高張力鋼板や超高張力鋼板が使用されている部位が多くあり、予想以上に修理時間が掛かってしまうとか、板金修理したことによって鋼板の強度が低下してしまう可能性があります。

判断の要素(経営)

お客様の希望や保険会社の意向を無視することはできません。
お客様は保険で修理するからすべて新品交換してほしいと希望することがあります。
また、保険会社は修理できるものは極力修理して、出来るだけ損害金額を下げたいと相反する意向があります。
その間でお客様に説明説得することもあり、反対に保険会社にお客様の意向を無理押しすることもあります。
金額を安く抑えて修理したい時はリサイクル部品(中古部品)を使用して取替えます。部位や損傷によっては修理するよりもリサイクル部品交換の方が安い金額になることもあります。
また、内板骨格部分を交換すると後々事故車扱いになり、下取り査定が下ってお客様に不利益を与えることになります。本来は交換だけれども無理に修理するなんてこともあります。

 

まとめ

鈑金塗装を修理するか、交換するかの判断はプロの目から見ても難しい場合があります。修理をする際にも、かなりの技術力が必要になることがあります。鈑金塗装を依頼するときは、確かな技術力がある工場へ依頼するようにしましょう。

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板金塗装の品質は塗装ブースによって変わる?

 

塗装ブースとは

塗装ブースとは塗装する部屋の事です。
車を1台丸ごと入れてその中にゴミが入らない様に密閉して塗装する環境をよりよくする設備です。種類は簡易型から本格型まで様々です。設備投資金額は簡易型で200万、本格型だと1,000万円以上の高価な金額が掛かります。本格型ブースはプッシュプルと言って、空気を上部の天井から強制的に押し、さらに床側から強制的に空気を引くことにより常に縦型の空気循環が起こり、ゴミや空気中の浮遊物が付きづらくするというのが特徴です。
また、その部屋の温度を上げられる様になっていている為、塗装後の乾燥も同じところで完結でき
ます。

塗装ブースで塗装するとどんなメリットがあるの?

安心して塗装できる(高品質な仕上がり、ゴミやホコリが付きにくい)

塗装は乾燥までに時間が掛かります。具体的には、塗装してから指触乾燥(手で触っても大丈夫な状況)までおおよそ30分ぐらい掛かりますが、塗装ブースで塗装することで、塗装中や乾燥中にゴミやホコリをつけない様になります。このことによって塗装の艶や肌が良くなり、仕上がりレベルのアップが図れます。

 

安心して塗装できる(作業合理化、時間短縮)

塗装中にゴミやホコリが付きにくいので作業者は安心して作業ができ、塗装作業時間が大幅に短縮できるだけでなく、その後の「磨き工程」においてもゴミを取り除く作業がなくなり、作業時間の短縮に繋がり合理化が図れます。

 

塗装ブースは作業者にとっても安心安全!

自動車塗料は有機溶剤で人的に有害な物質です。その為、塗装作業中は当然安全衛生上マスクをしながら作業をしますが、空気が循環している部屋(塗装ブース内)で塗装するのと、空気が循環しない場所で塗装するのとでは、作業者の人体内に有機溶剤の取り込む量は大幅に変わってきます。工場環境や作業者の健康を守る観点からも必要です。

塗装後の強制乾燥もできる

塗料は塗装後に加熱して強制乾燥をする必要があります。乾燥時間は塗料によっても変わりますが、ウレタン塗料でセッティングタイム後に60℃20分以上が必要となります。加熱することにより塗料の硬貨反応が早まり、塗料本来の性能が引き出されます。
反対に自然乾燥では硬貨まで時間が掛かり、ゴミやホコリが付着しやすく温・湿度差による霜が付着して塗膜トラブルを引き起こすことになります。

各種法規の観点からも必要不可欠

車体整備に関する法規は数多くあります。労働安全衛生規則、悪臭防止法、大気汚染防止法、消防法、有機溶剤中毒予防規則などが代表なものになります。コンプライアンスを守る観点からも必要不可欠です。