輸入車と国産車の板金塗装にはどのような違いがある?

輸入車と国産車の板金塗装は何が違う?

輸入車と国産車の板金塗装はどこが違うのか、4つの点から明らかにしていきたいと思います。

 

インチとミリ

パネルを止めているボルトの単位が国産車はミリ単位を使い、輸入車はインチ単位を用いている為に、ラチェット、スパナ等の手回り工具がすべて異なります。それ以外にも輸入車ならではの特殊工具(SST)が数多くあります。それを揃える為にはある程度の費用が掛かります。

 

ボディ構造と修理方法が開示されていない

国産車は新車が発売されると、早々に車両構造データや修理マニュアル・技法などをメーカーが開示しディーラーや修理工場でも手に入れることが可能ですが、輸入車はディーラー等限られたところでしか入手不可能で、仮に入手したとしても和訳されていない為に伝わらないということがあります。ディーラーの外注工場にしか開示されないというのが実情です。また、最近では電子制御の部品が多く使用されていて、専用の診断機やテスターがないと修理ができないこともあります。

 

リスクがある

輸入車の部品代は国産車に比べて高額であり、誤って作業中に傷つけたり、壊した場合のリスクが大きいと言えます。また、部品も物によっては国内に在庫がないということもあり、本国オーダーになると2~3週間以上待たされることになります。またパーツリストを入手するだけでも、国産車と比べるとかなり時間や手間が掛かります。

 

作業者の技術と経験が求められる

以上のことからマニュアル等が少ないために、輸入車はある程度の台数を経てやってみないと技術が身につかない、経験が求められると言えます。それでいて高級車や高額車両が多く神経を使い、国産車しか経験のない作業者からしたら、手間暇ばかり掛かり、ハードルが高いとも言えます。

 

塗料

カーメーカーのラインで塗られている塗料が国産車は国産塗料メーカーが提供していて、輸入車に関しては海外のメーカーが提供しているのが実情です。その塗り上がった車両の塗膜や肌・艶が微妙に異なる為に、国産車には国産塗料を使用し、輸入車には欧州塗料メーカーの塗料を使用するということになっています。(車によってメーカーの指定塗料が変わってきます)輸入車と国産車を修理するとなれば2種類の塗料を用意する必要があります。

また、塗料の種類も溶剤から水性に変わってきていて、設備投資や作業者の教育にかなりの費用が掛かります。

まとめ

国産車と輸入車の鈑金塗装には、作業に必要な部品なども異なり、作業者の技術も必要となります。国産車と比べて輸入車の鈑金塗装は難しいため、特に輸入車の鈑金塗装を依頼するときは、安心できる技術力がある整備工場にお任せするのがいいでしょう。鈑金工房マックでは、長年の経験をしたベテラン作業員による板金塗装が受けられます。大事なお車の鈑金塗装を依頼するときにぜひお使いください。

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【要確認!】車両保険を使うか否かの判断基準とは?

自動車保険について

 

大きくわけると自賠責保険(強制保険)と任意保険の二つに分かれます。自賠責保険はすべての車に義務づけられている対人賠償を目的とする強制保険であり、これに対して任意保険は対人賠償保険、対物賠償保険、自損事故保険、無保険障害保険、搭乗者傷害保険、車両保険などの組み合わせでできています。自動車修理に関するものは、対物賠償保険と車両保険の二つです。

 

対物賠償保険とは、契約車両の事故により、相手の車や壁、電柱など他人のモノを壊してしまい、法律上の損害賠償責任を負った場合に補償します。 保険金額(契約時に設定した金額)が上限です。

つまり他人の物を壊してしまった場合の弁償金を契約時に設定した金額まで補償してくれる保険のことです。

 

一方、車両保険とは自分の車の修理費等を補償する保険です。 例えばこんな場合に、保険金額を限度に保険金が支払われます。 大きな事故で修理が難しい場合は、車を買替える費用として保険金を充てることができます。 台風や洪水などで車がダメになった場合も車両保険があれば備えることができます。

つまり自分の車を自分でぶつけてしまった場合、修理する金額を補償してくれる保険。壁に車をぶつけてしまい修理費に40万円もかかってしまう。こんな時に支払われるのが車両保険ですが、いくらでもお金が出るというものではありません。そのお車の価値分の金額を補償してくれます。

 

 

保険等級について

 

自動車保険にはリスクの等級が、1等級から20等級まであり、6または7等級がフラットになっていて、等級が下がると割増、等級が上がると割引が適用され、1等級64%割増から20等級63%割引の範囲で決定されます。1年間無事故で保険使用がなければ1等級ずつ上がり、反対に事故をして保険で支払うと3等級アップでさらに事故有等級が適用され、次年度保険料は高くなり、元に戻るのに3年間掛かかります。

 

車両保険での免責金額とは

 

車両保険は免責金額があり、修理する際はその分を自己負担が必要です。免責金額は保険加入時に選択することが可能ですが、一般に免責0円、5万円、10万円があります。

つまり、車両保険を使用して40万円の修理をおこなう場合、保険契約が免責10万円だった場合、10万円はお客様(契約者様)が支払い、残り30万円を保険会社が支払うということです。

 

 

 

保険を使用して修理するか?自己負担で修理するか?

 

したがって、修理金額によって、また加入している車両保険の内容(等級や免責の有無)によって保険を使って修理するか?自己負担で修理するかが決まります。修理金額よりも車両保険の次年度からの値上がり分保険料(3年間)の方が高くなるようであれば自己負担での修理をお勧めします。一概には言えませんが、一つの目安としては、小傷や小さな損害の事故(見積金額で20万円以下)は自己負担で修理し、中損以上(見積金額で20万円以上)は保険を使用して修理した方が良いと言えます。その意味でも修理前に信頼のおける工場に依頼して意向を伝え、見積りを出してもらってから保険を使って直すかどうかを決めた方が良いと言えます。また、保険会社に保険使用すると翌年から値上がり分がいくらになるかを相談すると保険料をすぐに算出してくれます。

 

保険扱いでも修理内容や見積り金額を提示する

 

車はお客様のものであり、保険だからと言って修理方法や修理内容、見積り金額を提示しないまま修理をされる工場もあるようですが、保険会社とお客様は保険約款に基づいて車修理代を保険会社に請求し、修理工場はお客様と修理契約(書面を交わされているとことは極めて少ない)に基づいて修理代をお客様に請求するのが本来の姿であります。お客様の意向を無視し、お客不在で保険会社と修理工場が修理内容の決定や金銭の授受をするのはおかしなことです。

【板金塗装】修理か交換の見積もり判断基準とは?

損傷を確認して見積りを作成する際、工場で判断が分かれるのが、部品を交換するのか修理するのかがあります。これによって修理内容や手順、修理金額、仕上がりについても違いが出てきます。判断は損傷の状況や自費で修理するか保険使用で修理するかによっても変わり、ケースバイケースになりますが判断の要素を金額・技術・経営の3つの面から見ていきます。

1,判断の要素(金額)

当選交換した方が修理した場合よりも修理代は高価になります。
修理の工賃(板金+部品脱着)が交換の部品代+工賃の70%以下なら修理する。これを損傷範囲全体からみて判断する必要があります。
また、パネル内の1/3以上の損害ならば交換、それ以内ならば修理といった見方もあります。

 

2,判断の要素(技術)

板金修理ができるができないかで判断する。
これは作業者の熟練度によってもかわってきます。また、板金すると強度が落ちるので強度を保つ意味で交換する場合もあります。
最近の鋼板は高張力鋼板や超高張力鋼板が使用されている部位が多くあり、予想以上に修理時間が掛かってしまうとか、板金修理したことによって鋼板の強度が低下してしまう可能性があります。

判断の要素(経営)

お客様の希望や保険会社の意向を無視することはできません。
お客様は保険で修理するからすべて新品交換してほしいと希望することがあります。
また、保険会社は修理できるものは極力修理して、出来るだけ損害金額を下げたいと相反する意向があります。
その間でお客様に説明説得することもあり、反対に保険会社にお客様の意向を無理押しすることもあります。
金額を安く抑えて修理したい時はリサイクル部品(中古部品)を使用して取替えます。部位や損傷によっては修理するよりもリサイクル部品交換の方が安い金額になることもあります。
また、内板骨格部分を交換すると後々事故車扱いになり、下取り査定が下ってお客様に不利益を与えることになります。本来は交換だけれども無理に修理するなんてこともあります。

 

まとめ

鈑金塗装を修理するか、交換するかの判断はプロの目から見ても難しい場合があります。修理をする際にも、かなりの技術力が必要になることがあります。鈑金塗装を依頼するときは、確かな技術力がある工場へ依頼するようにしましょう。

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板金塗装の品質は塗装ブースによって変わる?

 

塗装ブースとは

塗装ブースとは塗装する部屋の事です。
車を1台丸ごと入れてその中にゴミが入らない様に密閉して塗装する環境をよりよくする設備です。種類は簡易型から本格型まで様々です。設備投資金額は簡易型で200万、本格型だと1,000万円以上の高価な金額が掛かります。本格型ブースはプッシュプルと言って、空気を上部の天井から強制的に押し、さらに床側から強制的に空気を引くことにより常に縦型の空気循環が起こり、ゴミや空気中の浮遊物が付きづらくするというのが特徴です。
また、その部屋の温度を上げられる様になっていている為、塗装後の乾燥も同じところで完結でき
ます。

塗装ブースで塗装するとどんなメリットがあるの?

安心して塗装できる(高品質な仕上がり、ゴミやホコリが付きにくい)

塗装は乾燥までに時間が掛かります。具体的には、塗装してから指触乾燥(手で触っても大丈夫な状況)までおおよそ30分ぐらい掛かりますが、塗装ブースで塗装することで、塗装中や乾燥中にゴミやホコリをつけない様になります。このことによって塗装の艶や肌が良くなり、仕上がりレベルのアップが図れます。

 

安心して塗装できる(作業合理化、時間短縮)

塗装中にゴミやホコリが付きにくいので作業者は安心して作業ができ、塗装作業時間が大幅に短縮できるだけでなく、その後の「磨き工程」においてもゴミを取り除く作業がなくなり、作業時間の短縮に繋がり合理化が図れます。

 

塗装ブースは作業者にとっても安心安全!

自動車塗料は有機溶剤で人的に有害な物質です。その為、塗装作業中は当然安全衛生上マスクをしながら作業をしますが、空気が循環している部屋(塗装ブース内)で塗装するのと、空気が循環しない場所で塗装するのとでは、作業者の人体内に有機溶剤の取り込む量は大幅に変わってきます。工場環境や作業者の健康を守る観点からも必要です。

塗装後の強制乾燥もできる

塗料は塗装後に加熱して強制乾燥をする必要があります。乾燥時間は塗料によっても変わりますが、ウレタン塗料でセッティングタイム後に60℃20分以上が必要となります。加熱することにより塗料の硬貨反応が早まり、塗料本来の性能が引き出されます。
反対に自然乾燥では硬貨まで時間が掛かり、ゴミやホコリが付着しやすく温・湿度差による霜が付着して塗膜トラブルを引き起こすことになります。

各種法規の観点からも必要不可欠

車体整備に関する法規は数多くあります。労働安全衛生規則、悪臭防止法、大気汚染防止法、消防法、有機溶剤中毒予防規則などが代表なものになります。コンプライアンスを守る観点からも必要不可欠です。

板金塗装の修理代はどうしてわかりづらいの?

板金塗装の修理代はいくらかかるかわかりづらい、直してみないとわからない、予算が立てづらいと言った話を良く聞きます。

  • 見積り金額の成り立ち
  • 修理代が変わるわけ
  • 見積りが高いのが良いか?安いのが悪いか?

という3つの観点から説明させて頂きます。

 

見積り金額の成り立ち

見積もり金額は作業時間と時間単価の二つから算出されます。

作業時間

作業時間のベースは指数と呼ばれて損害保険会社が合同で算出しています。
独自に過去経験から作業時間を個別に設定しているところも一部ありますが、大半が損害保険会社算出指数を使用しています。
例えば、

トヨタプリウスのフロントバンパーを交換したら1.0
トヨタプリウスフロントドアを交換したら2.9といつたものです。

ですが、作業の中にはへこみをたたいたり、引っ張って平らにする板金作業の様に指数にしづらい作業もあります。

時間単価(レバーレート)

時間単価は本来修理工場が独自に設定するのですが、保険修理の場合ディラーは「修理代○○円」、専業工場は「修理代○○円」、と押し付けられているのが実情です。

参考:東京ディラー保険レート 7,180円  専業工場レート7,080円

ちなみにこの金額は25年間変っていない状況です。
工場の規模や設備人員によってもまちまちですが、

国産車の場合は5,000円~8,000円
輸入車の場合は6,000円~12,000円

と言ったところです。

 

修理代が変わる理由

保険修理と自費修理と金額は変わる

保険を使って直す場合と自費で修理する場合とでは当然見積り金額は変わってきます。対物保険や車輌保険の見積もりは保険会社との協定が必要になる為に見積りのスタンダードは自動車保険が提案する修理金額が標準となっています。当然自動車オーダーご自身の財布は痛まないのでいくらかかっても良いのでちゃんと直したいという要望が多くなります。

一方自費修理の場合は保険修理金額より安くなる傾向があります。それは自動車オーナーが自費で支払うために、費用を抑えた修理を希望したり、少しでも安く直したいという思いから複数社を回って見積りを取ったり、仕上がりレベルを抑えても安くしたいという要望が多くなります。

どんぶり勘定はある?

見積りをする為の標準の物差しがない!見積り技術が乏しい場合は「おおよそこのくらい!」と感覚や直感で根拠のない金額を出すという、いわゆる「どんぶり勘定」も存在します。この場合は金額の妥当性がなく、実際に作業したら追加請求されたり、あとでもめることが多いです。
また、外側からでは見えない内部損傷などは、実際にやって外してみないとわからない、とどんぶり勘定にならざる負えないこともあります。この際は外してみたらこうだったとか途中連絡し、写真を撮るなど、誠実な対応が求められます。

見積りは整合性が重要!

整合性とは見積もり内容と実際の作業に差異が無くて合っていることを言います。それを実現するには見積もりする人の技術が問われます。車を見て損傷を診断する能力、複数ある修理方法から適切な修理内容選択する能力、それを標準作業時間に置き換える能力等が問われると言えます。
整合性が合わないと見積り担当者と作業担当者とで意見が食い違い、経営にも影響を及ぼすことになります。
見積り書は作業指示書にもなり、車をちゃんと直す為には正確な見積りをすることが重要です!

 

高いから良い? 安いから悪い?

板金塗装業界のコストは上がる一方

ユーザーの希望することは高品質を低価格で提供するということだと思います。技術を提供するものとしては常に経営努力を重ねてコストや作業時間の短縮を図ることを続けていく必要があります。
しかしながら限度もあり、近年では車の構造変化が著しく、電子制御装置や安全装置に対応する為の検査機器の導入が必要であり、環境問題やコンプライアンスを守るための設備投資、さらには働き方改革を実現するとなるとコストは上がる一方です。きちんと確実に車を直して、安心安全を保つ修理をするとなるとコストは高くなります。

仕上りレベルを下げると安くなる?

安くという要望に応えようとすると仕上がりレベルを下げざる負えません。仕上がりレベルを修理前に明確に表示することは難しいですが、新車登録から10年以上経過している低年式車だから安くしたい。
色違いや多少のへこみは気にしないので、安くしたいという希望を伝えることで、リサイクル部品を使用して直したり、作業工程の一部省を省いて仕上がりレベルを下げることは可能です。

まとめ

鈑金塗装の修理代が分かりずらいのは、今回挙げた通り様々な理由があります。ぼったくられないために、信頼できる鈑金工場に依頼する必要があるでしょう。鈑金のことで何かご不明点等ございましたら、ぜひ鈑金工房マックにお任せください。

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【板金塗装の修理工場の選び方】比較検討のすすめと選定のポイント(複数の会社から見積もりをとる!)

板金塗装の修理代は修理工場によって変わるので、できれば信頼できそうな修理工場数社(2~3社)から相見積もりを取ることをお勧めします。
修理工場の種類は大きく分けて以下のところがあります。
種類としてはディラー、大手用品店、ガソリンスタンド、車体整備専業工場、分解整備工場、車体・分解併用整備工場などです。
以下に選ぶ時のポイントを明記致します。

 

選定ポイント① 自社工場があるか?

実際どこで修理するのか?
イ.自社で全部修理する。

ロ.自社の集中工場で修理する。

ハ.外注で修理する。

ニ.一部を外注で修理する。の4つに大きく分けられる

比較的ディラーはロハが多い。ロは作業者が外注社員のところが多い。
自社で修理せず外注に依存している修理工場は金額を下げることが難しい。
また、顧客ニーズが作業者に伝わりにくい。

 

ポイント②見積もり内容の説明がある。

修理方法は決してひとつではありません、ユーザーニーズを聞き取り、複数の中から最適な修理方法を提案して、値段をつけてくれる。見積もり内容の説明をきちんとしてくれる。整合性=つじつまが合っている。修理後に写真や動画で修理途中の状況を説明する。

 

ポイント③親切丁寧で信頼できるかどうか?

対応が親切・丁寧で人が信頼できるか?目で見てわかるものにその工場の掃除や整理整頓が行き届いているか?スタッフが明るく元気に挨拶する!なども信頼を図る尺度になります。

 

ポイント④こだわるポイントを聞き出してくれる

自費で修理するか自動車保険を使って修理するのか?から始まり、修理に対してのこだわりポイントは人によって様々です。仕上がり、金額、納期、代車、対応説明などがある。それに優先順位をつけて聞き出しでくれ、見積や修理方法に反映してくれる。

 

ポイント⑤良い口コミが多い

過去に修理された顧客の口コミが良い!感想や修理後アンケート調査などが実施され、その結果やコメントがオープンになっていることが信頼の証になります。

 

ポイント⑥サービス内容が豊富!

代車無料・洗車無料・粗品プレゼント・車検や用品割引などが豊富で次回もまた利用したいという気持ちにさせる。

 

板金塗装の修理代は、作業時間はよって変わる?

板金塗装の修理代は、作業時間は何によって変わる? 作業時間と見積り金額は密接な関係にあります。作業時間か短ければ修理代は安く提供でき、作業時間が長く掛かれば修理代は高くなるとういことになります。それでは何によって作業時間が変わるかをご説明いたします。

作業者による作業時間の違い

同じ条件で同じ作業しても作業者によって作業時間が大きく変わることがあります。もちろん熟練を要する作業ですので見習いとベテランで変もかわり、ベテランでも器用不器用、センスのあり無しでも変わってきます。腕の良い作業者は早くてきれいが通例です。

作業工程に修理代の違い

手間をかけると仕上がり良くなり、後後変化やクレームがなくなり、逆に手間を省くと作業時間は短縮されるが仕上がり悪く、後後変化したり、クレームになることがあります。作業者は自分の仕事には誇りと責任あり、仕上がり重視で手抜きはせず丁寧な仕事を心がけているのが通常です。
しかし、ご依頼の中には、どうしても安くしたいので仕上がりが悪くても工程を省いて欲しいという依頼があるのも事実です。お客様が自動車へかけられる予算や愛着などによる「お客様の事情」によっても、工数は変動することがあります。

 

自動車整備工場の保有する設備や工具に違い

設備によって効率化が図れ、作業時間や品質に特に大きな差が出ます。なかなか機械化や自動化がしにくい業種ではありますが、工具の選定や管理に始まり、1,000万円以上する大型設備に至るまで、最近ではエーミングといった安心装置(自動ブレーキやレーンキープ)まで時間短縮や品質向上に設備投資は欠かせない条件になっています。

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使っている材料による作業時間・修理代の違い

乾燥時間が短縮できるUVパテ、環境や作業者に優しい水性塗料等の使う材料や副資材によっても作業時間は変わってきます。材料も日進月歩でどんどん使い易くなっております。

 

管理体制

仕事は段取り8分といわれますが、いざ作業をしようとしたら部品が入荷していなくて作業できないなんてことは良くあることです。どんなに手が早い作業者でも段取りせず、やみくもに作業しても、結局時間だけが掛かってしまいます。理想はムダやムリ、ムラのない管理体制が求められます。